アナウンサーとキャスターの立ち位置
よくある、お昼のワイドショーを例に、アナウンサーとキャスターの違いを見てみましょう。
番組セットの中心に立ち、フラップをめくりながら、話題のニュースを深堀りするのが、キャスター。
カメラが切り替わって、報道部デスクに居たまま最新ニュースを伝えるのが、アナウンサー。
ちなみに、キャスターと同じ番組セット内で、椅子に座っているのが「コメンテーター」。
政治や経済に詳しい先生や、ベテラン芸人が起用されています。
キャスターに求められたタイミングで、専門的な解説をしたり、キャスターの聞き手として相槌を打ったり、「ニュースの素人代表」として疑問をぶつける役割です。
また、ニュースで話題になった現場で、最新の情報を伝える「リポーター」も、アナウンサーやキャスターとは別種の役割。
災害現場や台風のリポートを思い出して頂くと、分かりやすいと思います。
アナウンサーは、「綺麗にまとめられたニュース原稿」を読み上げるのに対し、リポーターは「ついさっき見た・聞いたことをありのままに伝える」のが基本。きちんとした原稿を用意する時間が無いので、正しい文章を自分で考える力が求められます。