同音異義語って面倒臭い!

同じ発音だけれど、意味が違う言葉がいくつかある、というのを「同音異義語」といいます。
(単に同じ読みの「雨」「飴」は、イントネーションが大きく違うので「同音異義語」ではありません)
日本語は、同音異義語が多い言葉だと言われています。
日本人は大昔から、近隣の国とは違う独特の言葉、「日本語」を話してきました。
しかし、文字は中国の「漢字」を当てはめて使い、法律や学問は、中国の書物を教科書にして、基礎を作ってきました。
中国の言葉を、日本語で読もうとすると、どうしたって酷いカタコトになります。
規定や規程を「キテイ」と読むとき、英会話のような発音の苦労はありませんよね。日本語の発音の範囲内で、規定と規程を読んだ結果が、これです。
また、中国語には色んな種類があるので、書物を手に入れた時代によっては、漢字の読みや意味が異なります。(現代の中国では、「父」「兄」を使いません!)
先人が沢山の苦労をした結果、「漢字」と「日本語の発音」を定めていた結果、同音異義語がとても多くなってしまった、と考えられています。