「ウコン」=春ウコン
漢方薬に使われる方の「うこん」=「ウコン」。
正式には「春ウコン」と言い、広義の「うこん」の春咲き品種です。
「春咲き品種」とは、農業・園芸用語です。
一部の植物には、「秋にも春にも花が咲く」「春か秋のどちらかに花が咲く」という習性のものがあります。
そういった植物の中で、特に春に育てるのが向く品種・春に咲く品種を「春咲き品種」と呼びます。
品種の違い、とは、犬で言えば「柴犬と秋田犬とダックスフンドの違い」。
あまり違いが分からない品種もあれば、
大きく違う品種もあり、でも確かに同じ植物の仲間であるわけです。
さて、春ウコンには、どんな特徴があるのでしょうか。
まず、春ウコンは、強い苦味と辛味があるため、お料理に使うには不向きです。
そのため、同じうこんでも、もっぱら薬用、というわけです。
また、春ウコンだけの特徴として、精油成分とミネラルが豊富に含まれています。
精油成分は、動脈硬化予防やガンの抑制に役立つと言われており、盛んに研究が進められているそうです。