そういった、接着物が大きな物は、お湯に浸けるための容器を探すのが困難です。根気良く、上からお湯をかけ続けるくらいしか、なす術は無いでしょう。
また、溶けたボンドは、弾力が残るような状態です。くっつけた物同士がスルリと離れる状態にはなりません。
ダボの受け穴に注入して、ダボを打ち込んだ場合では、ペンチでダボを摘まみ、引き抜いてやらなければいけません。
その他、ケースにより、針でボンドを掻き出す、当て木をしてトンカチで叩いてずらす、等等、繊細な作業になります。
日曜大工でのボンドの扱いは、くれぐれも慎重に。
・筆の場合
ボンドを塗るのに使った筆が、固まってしまった場合。
筆は、動物の毛と竹でできたものが多く、それらの素材はお湯に浸しても変質しません。
ただ、溶かしたボンドをはがし取るのは、根気の要る作業になるでしょう。大雑把に引っ張ると、筆の毛が抜けたり、ちぎれたりしてしまい、最悪の場合、使用不可能な状態になってしまうことも。筆先は慎重に扱ってあげて下さい。