「ひ文字」ってなに?
辞書には「ひ文字」の形容系がひもじいであるとされていました。
このひ文字というのは女房言葉といい、室町時代初期ごろから使われていました。
宮中などに使える待女(家政婦さんのようなものです)が使い始め、そんな言葉たちの一部は現在でも隠語として残っているといいます。
言葉の最後に「もじ」をつけることで、遠回しに表現したようです。
他に例を挙げると
これを見るとよくわかりますね。
今では浴衣のことをゆ文字という人はなかなかいませんが、しゃもじはよく使います。これも昔からの言葉だったのですね。
考え方としては、今の流行り言葉のようにその当時流行っていたギャル語だととらえると分かりやすいと思います。
ひ文字の「ひ」は、「ひだるい」の略です。