英語でも「怖い」と「恐い」は区別する?
英語でも「怖い」「恐い」を表現する言葉はいろいろありますが、その中からピックアップしてみましょう。
「怖い」というのは、scaredが近いかと思います。
犬が怖いの!(すきじゃないの意味)→I am scared of dogs!
驚かさないでよ~!(直訳では“あなた、私を驚かせたわ!)→You scared me!
なんて言い方をよくします。
「恐い」の方がなかなかぴったり合うものが思い浮かばないのですが、しいて言うならterrifiedやhorrifiedかと思いますが、これらは主観的な感情を表すのにも使います。
見た目が恐いことは、awfulという形容詞が合うかも知れません。
全世界が恐いと感じた。(映画のキャッチコピー、全世界が泣いた。のノリですね)→The whole world is terrified.
あれは恐い地震だった。→That was an awful earthquake.
まとめ
「怖い」と「恐い」、あらためて違いを考えると興味深い言葉ですね。
まとめると…
- 「怖い」は主観的な「こわい」で、「恐い」は客観的な「こわい」
- つまり、「チワワ怖いよね。」(チワワはかわいいよ、普通…)と「土佐犬恐いよね。」(だいたい大きいし顔もね…)の違い
- 「怖い」という読みは常用漢字表の読みだが、「恐い」は常用漢字表外の読み
- 英語で「怖い」はscared、「恐い」はterrifiedやhorrified、awfulあたり
私が言った「夏はやっぱりこわい話だよね」のこわいは、客観的にこわいの意味なので「恐い」が正解だったような気がします。が、マスコミ的に常用漢字表外の読みは使わないよということで「怖い」にしたと、心の中で言い訳しました。
投稿 「怖い」と「恐い」の違いが一発でわかる!正しい使い分けポイント は 3分知恵袋 に最初に表示されました。